アイスランド語の日

毎年11月16日は、「アイスランド語の日(Dagur íslenskrar tungu)」だ。

国民詩人と評されるヨウナス・ハトルグリムソン(Jónas Hallgrímsson)の誕生日に定められたこの日には、1996年以来、アイスランド語をテーマにした講演会の開催や、アイスランド語に大きく貢献した仕事(をした人)への栄誉賞の授与、もっとささやかな例を挙げれば、「最も美しいアイスランド語は何か?」というアンケートの実施などを通し、アイスランド語に対する意識を高めることが目指されている。

今年は、「アイスランド語の声(Raddir íslenskunnar)」という企画に熱が入っていて、

「あなたにとって、どうしてアイスランド語が大切なのですか」

「アイスランド語にとって、どうしてあなたが大切なのですか」

というふたつの質問に対する人々の返答を動画で記録し、それが公開された。動画の一部は、Facebookページで公開されている(httpss://www.facebook.com/dagur.isl.tungu/)。

 

さて、アイスランド語の日とは関係ないが、先日、アイスランド文学協会(Hið íslenska bókmenntafélag)の設立200周年記念冊子(2016年発行)の翻訳許可を得たので、そのことを書いておく。

冊子すべてを訳すかは、まだ決めておらず(翻訳についての条件は特に出されなかった)、このウェブサイトに載せる以外の予定もないので、私の興味のあることから(もしかしたらそれだけを)訳出していくつもりだ。

最初は、19世紀アイスランドにおける風習の記述や気象観測の試みと、その発起人、1807年11月16日にアイスランド北部で生まれたヨウナス・ハトルグリムソンについての部分を訳し、注釈も付けてみる。

来週末か、再来週の始めには、載せられるはず。

 

民話の翻訳は、12月中に2本載せる予定。

ひとつは、最近よく耳にする「Norður og niður(仮題:北へ下へ)」で、もうひとつは、まだ決めていないけれど、動物についての短いものにしようかと思っている。

 

アイスランド語を日本語に音写する時のルールを決めないと、後々、とても面倒そうなので、そのうち決めるけれど、開示するかは未定。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です